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幼児は難しいことの方が好き


生活発表会で5歳児クラスの子どもが披露する暗唱文を選ぶとき
担任が考えてきた詩を聞いた時、私は提案した文章がありました。

私が勧めた文章は、福沢諭吉の『学問の勧め』です。

ちょっと難しいと思わるでしょう。
担任もきっとそう考えたのだと思います。
私は説明しないで、「子供がどちらを選ぶか、子供たちに聞いてみて」と伝えました。
次の日担任が「子供たちは、園長先生が勧めた、難しいほうを選びました!」
『意味はよく分からないけど、かっこいい!!』と子供たちが言ったそうです。

そうなんです。
子どもたちは、優しい文章より難しい文章のほうを好む傾向があります。

私たちはこのような言葉を【かたい豆】と言います。
意味はよく分からないけど、成長して大人になった時に
『あの言葉の意味は、こういうことか!!』と気づきます。
そういう時が必ずきます。
幼い子供たちの心の中で、豊熟されていく言葉。
これからも大切にしたいですね。